- 『ピコの心』 -                (凸凹作家ピコの屈折した記録)

切り絵、パステル画、詩、書、発達障害(自閉症スペクトラム・ADHDなど)、愛着障害(アダルトチルドレン)、解離に関するもの、その他。 暫くは詩が中心です。

このブログの更新情報をメールでお届けいたします。
メールアドレスをご入力ください。
記事通知ブログパーツ「読んでミー。」

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

帰るべき世界

扉の向こうの、空想が支配する世界。
現実の世界には、存在しない世界。
現実の時間軸の外側に存在し、誰も知らない世界。
隣接する多元宇宙(パラレルワールド)との狭間に横たわる扉を、
見つけられる者は少ない。
その扉を通れば、向こう側の世界に行けるのに。

何故、それを知っているかって。
その扉の向こうの世界が、僕の居た場所だからさ。
扉が閉じて、取り残されてしまったんだ。
だから、ここは僕の世界じゃないんだ。

時々、扉の向こう側が恋しくなる。
ほんとの居場所に帰りたくて、堪らなくなる。
この世界には、僕の居場所なんて無いんだ。
ずっと忘れていて、そのことを想い出したんだ。
ここが、僕のいる世界じゃなかったんだって事を。

ずっと、閉じてしまった扉の場所を探しているんだ。
きっと、近くに在る筈なんだ。
その扉の開け方も、きっと想い出すに違いない。
そして、帰るんだ。
僕の、ほんとの世界に。
僕が居るべき世界に。

そこでなら、僕は僕として生きられる。
僕で無い僕の振りをする必要も無いし、
偽りの仮面も必要無いんだ。
ああ、懐かしいあの世界。
早く居るべき場所、居てもいい場所に帰りたい。

ここには、居てもいい場所が無いから。
僕自身で居られる場所も無くて、
僕を探すのに、随分手間取ったけど、
やっと見つけたんだ。

僕は、僕で無い僕を棄てて、
僕と一緒に帰っていくんだ。
扉の向こうのユートピアに。


2015/12/20



にほんブログ村 ポエムブログ 心の詩へ
にほんブログ村

関連記事
別窓 | | コメント:1 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<泪の訳 | - 『ピコの心』 -                (凸凹作家ピコの屈折した記録) | ACとの対決>>

この記事のコメント

「そういうことなのだ」と、
抽象的ですが只々思うです。
2015-12-22 Tue 10:59 | URL | きるみ #qTBoXQ2I [内容変更]
∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| - 『ピコの心』 -                (凸凹作家ピコの屈折した記録) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。