- 『ピコの心』 -                (凸凹作家ピコの屈折した記録)

切り絵、パステル画、詩、書、発達障害(自閉症スペクトラム・ADHDなど)、愛着障害(アダルトチルドレン)、解離に関するもの、その他。 暫くは詩が中心です。

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流れ落ちる詩片の渦

ここ暫くは、ちょっと不安定になっていて、そのせいでしょうか。
は、ほんと流れ落ちるように吹き出てきます。
“グリーフ” についてネットで探してみると、かなり詳細に書かれたものも見つかり、夢中で読んでみました。
今の、こういった不安定な状態についても書かれていました。

記憶がいつまで経っても鮮明な分、母の最期の数日から、その後の葬儀を終えるまで、それから、昔のことなどが鮮明に頭に浮かびます。
一日のうち、辛い記憶を思い出す時があって、そういう時は瞬間的に感情が噴き出してきます。
ところが、ふっと母が居た感覚が薄れて、この部屋に住んでいた痕跡や、居たということ自体が現実ではないようで、いつの間にか消えてしまったように思えてきました。
こういう状態も、細かく書かれていて、負荷が掛かり過ぎると、想起することを抑制したり、心に蓋をしてしまうことがあるようです。

悲しみの果てを、覗いてしまった様な感覚に囚われることもあります。
虚無感ですね。

今日は、かなり後ろ向きのばかりですが、そういう時もありますので…。
どのくらいの時が流れれば、悲涙の時も終わりを迎えるのかしら。
いつかは、きっと悲しみも昇華するのでしょう。



<こんなでなかったら>
こんなでなかったらって、僕は時々思いに浸る。

こんなでなかったら、
貴方のことを気付いて上げられたかも知れない。
こんなでなかったら、
貴方の最期を看取って上げられたかも知れない。
こんなでなかったら、
貴方の旅路の身支度をちゃんと遣って上げられたに違いない。

こんなでなかったら、
生きてくことにこんなに苦しむことはなかったかも知れない。
こんなでなかったら、
不安で押しつぶされずに済んだかも知れない。
こんなでなかったら、
これほど傷付くことも、傷付けることもなかったかも知れない。
こんなでなかったら、こんなでなかったら。

それでも、生きている限り、
こんな自分の一部を見捨てたくはない。
こんなだけど、こんなのが僕だから。



<消えてしまいたい>
ピコはときどき思います。
いろんなことがくるしくなって、
ふっと消えてしまいたいと。

ピコはだれかにおこられると、
すごく落ちこみます。
そして、わるいのはピコだと思って、
ピコを0点にしてしまいます。
ピコはピコがきらいになります。

ピコがおこられてるんじゃなくっても、
ピコにはそれがわかりません。
いつでも、ピコがおこられてるんだと思って、
ピコを0点にしてきらいになります。

なにかうまくいかないことがあると、
そのたびに、ピコはすごく落ちこんで、
ピコがきらいになります。

そんなとき、ピコは消えてしまいたいと思います。
ただ、ふっと消えて、
どこにもそんざいしなくなればいいと思います。
ピコのからだが霧になって、
風にのって、
どこか遠くへとんでいってしまえばいいと思います。

だからピコは、
いつ消えてもいいようにゆらゆらとゆらめいて、
いつもどこかたよりなげです。



<心に吹く風>
ピコは時々とても苦しくなります。
心の中に冷たい風が吹き込んで、
寒くて心が凍りそうになります。
胸がキューンって音を立てて、
苦しくて堪らなくなります。

でも、時には、
温かくて爽やかな風が、
吹き込む時もあります。
嫌なことや辛いことを、
その風が吹き飛ばしてくれます。

ピコは今日も、
心に吹く風を待っています。
冷たくて苦しい風じゃなくって、
温かくて爽やかな風が吹くことを。
そして、その風が、
心の棘を吹き飛ばしてくれることを。



<失くした心>
昨日迄は、
貴方が居ないことを感じられなかったのに、
今日からは、
貴方が居たことを感じられません。

いつから居ないのか、
何もかも変わってしまって、
貴方の居た痕跡を見つけられません。

現在と過去が違い過ぎて、
何をどう受け止めればいいのか、
僕には分からなくなります。

時の流れの一体何処で、
貴方は消えてしまったんでしょう。
突然消えてしまったんでしょうか。
遥か遠くの過去のような気もします。

何かを記憶の彼方に置き忘れたんでしょうか。
大切な何かを、
何処か時間の狭間に落としてしまったんでしょうか。
何を失くしたかも分からないから、
探しようもありません。

失くしてしまったのは、僕の心でしょうか?



<悲しみの果て、絶望の淵>
悲しみの果てに何があるか、
知ってますか?

悲しみの峠を越えて、
ほっと一息吐いた時、
其処に何も無いことに気付きます。
峠の先に有る筈の景色が無いんです。
有る筈だったものが何も無いんです。

其処にあるのは、絶望の淵。
其処まで、
悲しみに埋もれた心を、
漸く支えていた何かが、
ふっと目の前で消えて、
真っ黒な虚無の淵だけが、
ぱっくりと口を開けています。

悲しみに押し潰されまいと支えていた心が、
ガラガラと音を立てて崩れていきます。
生きる希望を全て吸い込んでしまう、
真っ黒な絶望の淵。

其のことに、悲しみの果てに気付きます。



<涙の燠火>
寝られない日々。
眠りの途中で夢の世界から引き摺り出す、
鳥の声、其れは喧騒の討論会。

今日も長い一日が始まる。
日に何度かは、深い悲しみが込み上げる。
ほんの一瞬の悲涙。

映画やドラマのように、
涙涸れる迄泣き続けられたら、
どんなにか楽だろう。

吐き出すことも出来ず、
いつまでも燻り続ける悲しみの燠火。
時々、一瞬の激しい焔を解き放つ。

いつ消えるとも知れぬ、涙の燠火。
心に閉じ込めてしまった悲しみの代償。
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