- 『ピコの心』 -                (凸凹作家ピコの屈折した記録)

切り絵、パステル画、詩、書、発達障害(自閉症スペクトラム・ADHDなど)、愛着障害(アダルトチルドレン)、解離に関するもの、その他。 暫くは詩が中心です。

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アスペルガーは共感できないって、ほんとにそう思いますか?

アスペルガー症候群の人は、他の人に共感できない、と書かれているのをよく目にします。
共感に限らず、いろんなことが出来ないと端的に書かれていることが多い様に見受けられます。
定型側から見た一方的な見方である場合もあるし、僕の場合は僕自身が自分のことをよく分かっていないので、説明できないことも多いのですが…。

今日は、共感についてでしたね。
共感することが物凄く苦手であることは事実です。
僕の場合は、会話というコミュニケーション手段がとても苦手です。
読んだり書いたりすることには、全く抵抗がないんですが、会話となると、とてもハードルが高くなります。
ですから、会話しながら共感するというのは、ほぼ不可能です。
共感どころか、相手の感情を理解するのに時差が生じます。
その時差は、半日のこともあれば、数日に及ぶこともあります。

会話しながらだと、会話自体に相当の集中力が必要になり、聞くこと(これ自体が聴覚過敏のせいで大変です)と話すこと(この事はまた別の機会に)に集中して、会話の中に織り込まれた感情まで注意が向けられないわけです。
その余裕が無いんですね。
会話を伴なわない場合は、ある程度は分かります。
ただし、得意なパターン化による分析を無意識に行っている結果だと思いますが。
僕の場合、説明することも難しいもう一つの方法で、相手の心を感じ取っています。

丁度、そのことを説明した文書をネットで見つけたので、紹介させていただきます。
ドナ・ウィリアムズ(執筆、彫刻、絵画、音楽などの創作の傍ら、自閉症の人やその家族のために支援活動などをしていて、『自閉症だったわたしへ』 という本は世界的ベストセラーになっています。)の本からの一文だと思いますが…。

<内側から見た自閉症> ~ドナ・ウィリアムズ~ 『自閉症という体験』



ドナ・ウィリアムズさんの独特の感覚が、まさに僕が普段使っている共感の代わりの感覚なんです。
あそらく、日本語に訳された正式な名称はないのかも知れませんが、一文を引用すると、

「対象物と融合するのと同様、私は特定の人物とも融合しました。私はこの融合を、極度に集中した制御し得ない感情移入・交感(エムパシー)と呼びました。」
「交感(エムパシー)は、ある人物に対して、<自分があたかもその人物であるかの如き>感情を深く呼び起こすのです。」

共感覚というのは、自閉症スペクトラムの感覚過敏がもたらすもう一つの世界とでも言いましょうか。
見るものに音を感じ、実際に音階になって聞こえたり、様々なものを色で感じたりすることです。
僕は、一部のものを時々色で感じます。
例えば人の心の色とか。 ただし、時々ですが。
ドナ・ウィリアムズさんの独特な感覚は、この共感覚の一種かも知れないとも思います。

この感覚(僕は感応と呼ぶようにしています)は、自閉症児には普通にあるのではないかというような事が書かれていて、頷けます。
アスペルガーは共感できないのではなく、共感することが定型の人のように簡単では無いということではないでしょうか。

ただし、感応するということは、膨大なエネルギーを使うし、かなりのリスクも伴ないます。
相手の心理状態も、全て自分の中に取り込んでしまうので、自殺を考えているような人に感応すれば大変なことになります。
自分の中にある筈の無い感情に振り回されて、ひどく落ち込んだ状態になります。
以前、そのような事があって、抜け切るまでに数日を要しました。
体調の変化となって現れることもあるし、正常な判断力を失ってしまうこともあります。

共感できないと言われる発達障害の人は、強いか弱いかの違いはあるにせよ、この独特な感覚を持っている人が意外と多いのではないかと思います。
そして、ある程度は無意識に使っているのではないかと思います。


話は逸れますが、よく言葉の裏の真意が分からないとも言われますが(これはその通りなんですが)、共感とはまた別の問題でしょう。
その辺は、また今度。

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